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【学校紹介】福島県立相馬支援学校

所在


 本校は、福島県の浜通りの北側に位置する相馬地方にあります。
毎年、夏に行われる「相馬野馬追」が、有名なところです。
 学校は、南相馬市鹿島区にあり、相馬地方で唯一の知的障がいの特別支援学校です。

現在の相馬支援学校

沿革史


 昭和46年に相馬市立養護学校として創立しました。
 平成22年に県立に移管し、平成29年に福島県立相馬支援学校と学校名が変わりました。
 令和2年3月までは相馬市中村に校舎があり、体育館がなく、地域の中学校と校庭を共有したり、震災後にできたプレハブの校舎で学習をしたりしていました。
 そして令和2年4月に南相馬市鹿島区に校舎を新築・移転してきました。

相馬市中村にあった校舎
相馬市中村にあった校舎


学校に通う児童生徒数


 令和5年度は、小学部37名、中学部24名、高等部43名、計104名が在籍しています。

各学部の紹介


 小学部では、本校が目指す児童の資質・能力を明確にし、各教科等における系統性や学びの連続性を重視した授業を展開し、日々の積み重ねを大切にしながら取り組んでいます。その中で、「まなび」「なかよし」「げんき」の学部目標を掲げ、安全・安心な学校生活を送れるように丁寧な関わりを心掛けながら、「基礎的・基本的な知識・技能の習得と活用する力」「自ら考え、友達と一緒に課題を解決する力」の育成を図り、一人一人の豊かな学校生活の実現を目指しています。

体育の授業


算数の授業


 中学部では、本校が目指す生徒の資質・能力の実現を図り、自ら学び、自ら考える力の育成や基礎的・基本的な内容の習得を目指して、生徒一人一人の教育的ニーズを考慮しながら、体験的な学習を中心にした指導を推進しています。特に、作業学習では各教科の学習と系統性や学びの連続性を生かした授業づくりを展開し、生徒が学びに向かう力や人間性を身に付けることを目指しています。また、心と身体の発達や健康の維持に対応していくための基礎的な知識・技能の習得を図り、様々な人とのかかわりの中で互いを理解し合える社会性と人間性を育んでいます。

授業の様子


作業学習 紙すき班


 高等部では、生徒一人一人の障がいの状態及び特性、教育的ニーズを十分に考慮し、体験的な学習を中心にした指導を推し進めながら、本校の育成を目指す資質・能力の実現を図り、自ら学び、自ら考える力の育成や基礎的・基本的な内容の習得を図ることを目指しています。学びに向かう力や人間性を育むため、生徒一人一人の必要となる資質・能力を焦点化し、各教科等における系統性や学びの連続性を重視した授業を展開することで実践的な知識・技能の習得を図っています。また、様々な学習活動を通して、生徒が自己理解を深めるとともに、自己と社会の関わりについて深く考え、将来に向けて自己実現を図っていく力を育成し、自立と社会参加に向けた力を育んでいます。


作業学習 総合サービス班


美術の授業


社会の授業

相馬支援学校 校歌

 鹿島区への移転に伴い、校歌も新しくなりました。
全校生徒からアンケートで言葉を募り、本校の国語科の教員が集められた言葉をつなぎ、各学部をイメージして作詞しました。
また、曲も本校の音楽科の教員が作曲しました。


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